車の免許を取るとき、マニュアルにしようかオートマにしようか悩んだりしていませんか?
最近では、オートマの車が多くなり、トラックでもオートマが多くなってきています。
無理にマニュアルを取得する必要はありませんが、マニュアルに興味がある人はマニュアルで取得しておきましょう。
オートマとマニュアルの違いや、マニュアルの操作方法などをご紹介しますので、しっかり確認しておきましょう。
車のマニュアルとオートマの違いとは?
車のマニュアルとオートマの大きな違いは、ギヤチェンジを手動で行うか、自動で行うかの違いです。
マニュアルはギヤチェンジを手動で行う必要があるため、運転している間、クラッチの入り切りやギヤチェンジをしなければいけません。
オートマは自動でギヤチェンジをするので、運転している間はアクセルを踏んでいるだけです。
どちらが簡単かというと、もちろんオートマの方が簡単です。
マニュアルに全く興味がない人は、マニュアルで免許を取得する必要は全くありません。
ほんのひと昔前までは、マニュアルが主流だったため、マニュアルで免許を取るのが当たり前でした。
それが、今ではほとんどの車(トラックも含む)がオートマの時代になってしまいました。
もちろん、トラックでもマニュアルの車は数多くあります。
将来、トラックの運転手になるつもりなら、マニュアルは必須になってきます。
普通の会社員であれば、マニュアルの車を運転することはほとんどありません。
マニュアルに興味がない限りはオートマで十分です。
車のマニュアルの操作はどうするの?
マニュアルの操作の仕方はそんなに難しくはありません。
最初はちょっと難しいなと感じるかもしれませんが、実際に運転してみると、マニュアルの楽しさに気づきます。
マニュアルのポイントは、なんといっても半クラッチです。
1.ギヤはニュートラルの位置で、ブレーキを踏みながらエンジンをかける
2.クラッチを踏んで、ギヤを1速に入れる
3.アクセルを踏んで、回転数を1500~2000回転まで上げる
→アクセルの踏み込み量を一定にし、回転数を安定させてください。
4.クラッチを半クラッチにする
→半クラッチにするときは、ゆっくり半クラッチにしてください。
完全にクラッチから足を離すのではなく、踏み込んだ量を半分にするイメージです。
5.少し進み始めたらクラッチから足を離す
クラッチから足を離す時もゆっくり離すようにしてください。
アクセルを踏み、ある程度のスピードが出るまで踏み込みます。
6.スピードが出てきて回転数が2000~3000回転になったところでアクセルから足を離す
7.素早くクラッチを踏み込み、ギヤを2速に入れる
8.クラッチを半クラッチにしながら、アクセルを踏み始める
9.クラッチから足を離し、アクセルを踏む。
その後は、6~9の繰り返しです。
スピードを遅くする場合は、エンジンブレーキ(ギヤを落とす)をかけても良いですが、慣れるまでは普通にブレーキを使って減速しましょう。
普通に減速をしていると、車がガタガタと震えます。
減速するときはクラッチを切って(クラッチを踏み込んで)もしくはギヤをニュートラルに入れて減速してください。
なお、車がガタガタ震えるのは、速度とギヤ位置があっていない証拠ですので、低いギヤに入れ替えてください。
車のマニュアルの仕組みを知ろう!
マニュアルの操作の仕方は分かったけど、いまいち仕組みが理解できない!
そう思うのも無理はありません。
教習所などでは、マニュアルの構造までは勉強しません。
あくまで操作方法までしか教えてくれないのです。
マニュアルの構造をしっかりと理解したいのでしたら、自動車整備士の教科書を読むか、自動車専門の雑誌などを読む必要があります。
こちらでは、簡単にマニュアルの構造を説明しますので、だいたいこんな感じなんだなって思ってもらえればうれしいです。
通常、車を走らせているときは、「マニュアルのミッションの中のギヤ」と「タイヤ側の駆動のギヤ」が噛み合わさった状態です。
そこで、クラッチを踏む(切る)というのは、「いったん噛み合ったギヤを引き離す」行為になるのです。
クラッチを入れるとき、半クラッチにしますが、なぜ半クラッチにする必要があるのか・・・?
それは、「マニュアルのミッションの中のギヤの速度」と「タイヤ側の駆動のギヤの速度」をクラッチという装置で、ある程度合わせるのです。
いきなり速度の違うギヤ同士を噛み合わせると、ギヤの歯が削れるかもしれませんし、ギヤ同士がかみ合った振動が大きくなります。
そうならないように、両方のギヤの速度をある程度一緒にしてから(半クラッチにしてから)、クラッチをつなげる(ギヤ同士を噛み合わせる)のです。
また、1速~6速になるにつれて、使用するギヤが大きくなります。
1速は、重たい車を動かすためにトルクが必要になります。
そのため、小さいギヤ(1速)を使うのです。
6速は、車のスピードを上げる必要があり、トルクは必要ありません。
そのため、大きいギヤ(6速)を使い、ギヤ1回転あたりに進む距離を大きくするのです。
クラッチの仕組みを簡単に説明するとこんな感じです。
まとめ
最近はマニュアルで運転免許を取る人が少なくなってきています。
無理をしてマニュアルで取る必要はありません。
マニュアルだと、渋滞での運転が大変ですしね。(半クラッチばかりしなくちゃいけない)
でも、マニュアルにはマニュアルの楽しみがあります。
オートマやハイブリッド車にはない、ギヤチェンジの楽しみがあります。
少しでもマニュアルに興味がある方は、マニュアルで運転免許を取ってください。
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